このページでは賃貸の物件探しに役立つお助けガイドをいたします。
進学や就職、結婚、気分転換等、お引越しをする理由はさまざまだと思いますが、
新しい物件にお引越しをする方全員がやらなくてはいけないことは
早めに条件の良い物件を探すことです。
条件の良い物件はすぐに成約してしまいますので、
気になっていた物件がほんの数分差で募集終了してしまうこともあります。
そこで、スムーズに条件の良い物件を探すための手順をまとめました。
目次
以上の6ステップです。
各項目にコツや思わぬ落とし穴ががありますので解説していきます。
1.事前準備と持ち物
事前準備
・どんなお部屋に住みたいか、条件を決めておきましょう。
・引っ越し先に持っていく家具や家電製品の寸法を測っておきましょう。
・引っ越し日時(いつまでに入居したいか)を決めておきましょう。
持ち物
・印鑑
(来店当日に契約をする場合は持っていきましょう。シャチハタではなく実印にしましょう。)
・身分証明書
(来店当日に契約をする場合は持っていきましょう。)
・収入の証明になる書類
(来店当日に契約をする場合は持っていきましょう。源泉徴収票や確定申告書などを持っていくと便利です。)
・自分の勤務連絡先と連帯保証人の情報
(来店当日に契約をする場合は持っていきましょう。申込書には勤務先欄がありますので、勤務先(もしくは学校)情報を調べておきましょう。また、保証人の氏名・生年月日・住所・年収などの情報を調べておくとスムーズです。)(保証会社利用の場合で保証人不要の場合は不要です。)
・スリッパ・靴下
(内見時に用意してくれるお店もありますが、念のため、あると便利です。)
・メジャー
(物件に合わせた長さがあると良いです)(内見時に用意してくれるお店もありますが、念のためあると便利です。)
・カメラ(スマホなどで可)
(内見時にお部屋の現状の記録用に撮っておくと便利です。)
・筆記用具とメモ帳
(スタッフから聞いた話や、メモに使いましょう。)
・ビー玉等丸いものもしくは水平器
(内見時にお部屋の傾きをチェックできます。)
・方位磁針(スマホアプリで可)
(内見時にお部屋の採光面の方角を確認できます。)
・時計
(内見時に駅からの歩く時間を計るときに便利です。)
・懐中電灯(スマホのライトでも可)
(内見時に電気が通ってない物件の内見に便利です。)
2.不動産屋さんへ予約を取って行く
当たり前だと思われるかもしれませんが、ここでの不動産屋さん選びとスタッフはとても重要です。
現在では物件を探せるポータルサイトが多く、
ポータルサイト経由で不動産屋さんに連絡をする、
という手順を踏む方も多いと思います。
しかし、その不動産屋さんはあなたが住みたいエリアにあるかもしれませんが、
担当してくれるスタッフはそのエリアに詳しいでしょうか?
スーパーや公共施設などの利便性や治安はもちろんのこと、
駅までの距離が短いと思ったら物件までの道のりは急な坂だったとか、
住んでみないとわからないことがたくさんあります。
そこで、あなたが住みたいエリアに詳しいスタッフがいる不動産屋さんを探しましょう。
でも、その不動産屋さんでは取り扱っていない物件もあるんじゃないの?
と思う人もいるかもしれません。
じつは、ポータルサイトに公開されいている物件も非公開の物件も、
基本的にはどこの不動産屋でも紹介することができるんです。(一部専有があります。)
ですから、まずは住みたいエリアの不動産屋さんに電話やメールで連絡をして、
・○○エリアに詳しいスタッフに担当してもらいたい
・○月○日○時に相談予約をしたい
・条件(後で詳しくお伝えします)
の旨を伝えましょう。
詳しいスタッフがいなかった場合は他の不動産屋さんにお願いした方がよいと思います。
JTR不動産では恵比寿、中目黒、代官山在住もしくは詳しいスタッフがおります。また、千葉県館山在住のスタッフもいたりしますので各エリアの物件探しのサポートできます。
なお、水曜日は避けた方が良いでしょう。
不動産関連会社は水曜が定休日のことが多く、
それに伴って管理会社も定休日のことが多いので、
物件に質問があったときにすぐに答えてもらえない可能性が高いからです。
3.条件をスタッフに伝える
単純な条件だけではなく、ライフスタイルも伝える
お店に行ったら担当スタッフに条件を伝えましょう。
ここで重要なのは
1)単純な条件だけではなく、ライフスタイルも伝えること
2)条件に優先順位をつけておくことと、条件に幅を持たせておくこと
です。
1)ライフスタイルについてですが、
例えば、「楽器が弾きたい」という条件の場合
・誰が
・何時に
・どのくらいの音量で
・どんな楽器(重さと面積)を
という細かい条件が必要になってきます。
これが、
①小学生が夕方に電子ピアノをたまに弾く
と、
②音大生が毎日朝と夜にグランドピアノを毎日弾く
では紹介できる物件が全く違うのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
①なら通常の「楽器相談可」の物件、
②なら「防音室」あり、グランドピアノを置いても抜けない床のお部屋、音大生専用物件など
のご紹介になります。
入居した後で困らないように、しっかりとライフスタイルもスタッフに伝えてみましょう。
条件に優先順位をつけておくことと、条件に幅を持たせておくこと
次に
2)条件に優先順位をつけておくことと、条件に幅を持たせておくこと
です。
まずは
①家賃などの費用
②エリア、沿線などの場所
③間取り・面積
の3つを決めましょう。
①家賃は皆さん気になるところだと思います。
一般的に給料の3割と言われていますが、土地によって相場がありますので、あくまで目安にするだけでよいと思います。
どれくらいまでなら家賃を出せるか、家計簿から計算して、何円以下なら支払えるのかを決めましょう。
また、毎月の固定した支出は家賃だけではありません。
共益費や管理費、町会費、駐輪・駐車場代、家賃振込手数料などがあります。
これらをすべて含めた金額が毎月の固定費として支払う必要が出てきますので注意しましょう。
②エリア・沿線などの場所
次に重要なのは、エリアや沿線などの場所です。
場所の選び方は、学校や職場から遠くなっても人気の街に住みたいとか、
とにかく学校や職場や職場に通いやすいなどの選び方があると思います。
ここは、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでいきましょう。
例えば駅まで遠くても、自転車を使うという方法もあります。
なるべく広い範囲の方が条件にピッタリ合った物件を見つけやすくなるので、検討してみましょう。
③間取り・面積
住む人数やライフスタイルに合わせて間取り・面積を決めましょう。
部屋の数はいくつ必要か、お風呂とトイレは別が良いか、何平米必要かなどを決めましょう。
事前に家具の寸法を測っておいて、ちゃんと配置できる間取りか確認しておくとスムーズです。
3つの条件が決まったら、少し幅を持たせた条件を考えましょう。
例として、
・家賃などの固定費の合計は○万円以下
・場所は学校や職場など目的地から遠くても○キロ以内・電車での移動時間が○分以内
・平米数は最低○㎡以上、部屋数は○室以上
などというように、決めておきましょう。
さらに、この3つのうちで、優先順位を決めておきましょう。
4.スタッフと一緒に物件を探す
出された条件をもとにスタッフが物件をピックアップしますので、
より条件に合った物件に絞っていきましょう。
3件くらいに絞れると、内見がスムーズにいきます。
物件について疑問点があれば、スタッフを通じて管理会社に訪ねてみましょう。
ここでの疑問点解消がお部屋探しの成功につながります。
また、物件だけではなく、周辺環境もチェックしておきましょう。
物件の条件だけで絞れなかったときは周辺環境で絞るのも方法の一つです。
このときにスタッフに街について聞いてみると良いでしょう。
もし条件に合った物件がなければ、少し条件を緩くして探す範囲を広げてみると見つかりやすくなります。
この時に初期費用もチェックしておきましょう。およそ家賃の5か月分くらいとなります。
5.内見をする
いよいよ内見です。
内見であると便利なものは、
・スリッパ・靴下(内見時に用意してくれる店舗もありますが、念のためあると便利です。)
・メジャー(物件に合わせた長さがあると良いです) 内見時に用意してくれる店舗もありますが、念のためあると便利です。
・ビー玉等丸いものもしくは水平器(内見時にお部屋の傾きをチェックできます。)
・方位磁針(スマホアプリで可)(内見時にお部屋の採光面の方角を確認できます。)
・時計 (内見時に駅からの歩く時間を計るときに便利です。)
・懐中電灯(スマホのライトでも可)(内見時に電気が通ってない物件の内見に便利です。)
です。
目安の時間は15分~30分です。
細かく見るほど時間はかかります。
移動には車で回ってくれる不動産会社さんも多いので、
街の様子や環境などを聞いてみましょう。
もし現地で待ち合わせの場合は、
駅までの道順や時間、スーパーなど住みやすそうかチェックしておきましょう。
お部屋についたら、まずは雰囲気をよく見ましょう。
「ここに住んだら」と良い想像ができるかどうかが重要です。
次に細かいところですが、
汚れや傷がないかをチェックしましょう。
傷がある場合は、原状回復の証拠として退去の際にスムーズになるので、写真に撮っておきましょう。
家具が配置できるかお部屋の寸法をチェックしましょう。
ロフトベッドを置く場合は天井高も必要です。
このときに、コンセントや電気のスイッチの位置も確認しておくと家具の配置をしやすくなります。
生活導線をチェックしましょう。
ビー玉や水平器などを置いてお部屋に傾きがないかをチェックしましょう。
ビー玉が勝手に転がってしまう場合は床が傾いてしまっています。
すべての部屋の日当たりをチェックしましょう。
日当たりが良くないと洗濯物が乾きにくかったり、カビが発生しやすくなります。
日が沈んでから内見に行く場合は方位磁針を使って、しっかりチェックしましょう。
タバコや下水、周辺の悪臭などのにおいがしないかチェックしましょう。
窓を開けた時と占めた時の周囲の生活音や環境音がうるさくないかをチェックしましょう。
とくに大きな道路沿いはお店が多くで便利ですがの車の走行音がかなり聞こえます。
通信環境をチェックしましょう。
壁が厚い防音性に優れたお部屋や高層ビルが近くにあるお部屋は携帯電話の電波が届きにくい場合があります。
設備をチェックしましょう。エアコンや給湯器、収納の使い勝手をよく見ましょう。
また、照明など買わなければいけない設備もチェックしましょう。
十分にチェックできたら内見終了です。
6.申込をする
何件か内見してどのお部屋にするか決めたらさっそく申し込みをしましょう。
早い者勝ちとなりますので、特に混み合う3~4月の引っ越しシーズンや土日は気を付けましょう。
以上、物件探しガイドでした。
良い物件を探すには新しい引越し先の地域に詳しい、
頼れるスタッフにしっかりと相談にのってもらいましょう。
お部屋が決まったら お引越しガイド もぜひお読みください。